合唱団響演奏会2016

合唱オペラ「中也！」 【新作委嘱初演】

戦争が近づく昭和初年から10年代の、日本の狂気と笑気とエロス！
中原中也と太宰治が絡み合う悲喜劇。

台本・演出：佐々木幹郎
作曲：西村朗
指揮：栗山文昭
ピアノ：浅井道子
演出助手：しままなぶ
照明：成瀬一裕(ライティングカンパニーあかり組)
舞台監督：中村眞理

目覚めたとき、詩人であった中原中也がいた。誰が彼を起こしたのか。誰が詩人を苦しませたのだ。戦争の足音が近づいてくる日本の昭和前期。誰がこの疾風怒濤のデカダンスの時代をよく見通せたのか。現在でこそ問う。中原中也生誕110周年に向けての問題作！

■チケット: [前売り] 指定席 3,000円/自由席 2,000円/自由席(学生) 1,000円
[当　日] 指定席 3,500円/自由席 2,500円/自由席(学生) 1,300円
※未就学児童のご入場はご遠慮いただきます。
■前売り: 合唱団響チケットお申し込み窓口
 トリフォニーホールチケットセンター Tel:03-5608-1212
チケットぴあ [Pコード:305-720] Tel:0570-02-9999
栗友会事務所
■託児: この公演には託児サービス(有料)がございます。定員になり次第締切りますので、お早めにご予約ください。
ご予約・お問い合わせ先イベント託児 Mother's Tel:0120-788-222 (平日10:00～12:00、13:00～17:00)

佐々木幹郎(ささきみきろう Mikiro SASAKI)/台本・演出: 詩人。1947年生まれ。同志社大学文学部中退。ミシガン州立オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。詩集に『死者の鞭』(構造社)、『蜂蜜採り』(書肆山田、高見順賞)、『明日』(思潮社、萩原朔太郎賞)など多数。評論・エッセイ集に『中原中也』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、『中原中也─悲しみからはじまる』(みすず書房)、『アジア海道紀行』(みすず書房、読売文学賞)、『東北を聴く』(岩波新書)など多数。『新編中原中也全集』全6巻(角川書店)の責任編集委員。
西村朗(にしむらあきら Akira NISHIMURA)/作曲: 東京藝術大学卒業。同大学院修了。日本音楽コンクール作曲部門第1位を初め、数々の賞を受賞。エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞、尾高賞を5回、中島健蔵音楽賞、京都音楽賞[実践部門賞]、エクソンモービル音楽賞、第3回別宮賞、第36回サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞。2013年紫綬褒章を受章。2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督、2003年より6年間NHK-FM「現代の音楽」の進行役、2009年より同Eテレ「N響アワー」の司会を3年間務める。また、2015年5月からは、再度NHK-FM「現代の音楽」の解説を務める。2010年より草津夏期国際音楽祭音楽監督。東京音楽大学教授。
浅井道子(あさいみちこ Michiko ASAI)/ピアノ: 都立芸術高校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部を卒業。須貝久子、今泉統子、高良芳枝の各氏に師事。室内楽を三善晃氏に師事。独唱、合唱、室内楽における共演者としてさまざまな演奏会、放送に出演。録音にも多数参加している。またソロ・コンサートのほかに東京文化会館主催「今日の作曲家」シリーズ、MUSIC TODAYなどで現代ピアノ作品を演奏した。
しままなぶ(SHIMAMANABU)/演出助手: 岩手県北上市生まれ。劇団やプロデュース公演による芝居の他、合唱団によるシアター・ピース、合唱劇、オペラ、また各種コンサート等、音楽分野での演出も多い。言葉、音楽との共振から生まれるイメージの舞台空間への表出力、ユーモアあふれる表現には定評があり、特に合唱団における舞台の演出は数多い。作演出した主な作品には、女声合唱のためのシアター・ピース「やっこらさのさ、トンカ・ジョン～北原白秋と三人の妻～」、合唱劇「かなしみはちからに、～宮澤賢治未来への手紙～」等がある。