信長 貴富 NOBUNAGA Takatomi
1971年生まれ。1994年上智大学文学部教育学科卒業。主な受賞歴:1994・95・99年朝日作曲賞、1998年奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位、2000年現音作曲新人賞入選、2001年日本音楽コンクール作曲部門(室内楽曲)第2位など。
近作に「Voice」(男声)、「モニュメント」(女声)、「カウボーイ・ポップ」(混声)、「Wind Vane」(Fl+Vc+Pf)、「狐憑き」(三味線+Vc)などがある。
寺山修司の詩による6つのうた 思い出すために (混声版編曲委嘱初演)
2002年秋、女声合唱団「九月の風」のために、二声+ピアノというシンプルな形態でこの6つのうたを書いた。このたび混声合唱に編曲する機会を得て、旋律は新しい陰影を見せることになる。混声という響きのひろがりを伴うことで、寺山詩に滲む孤独の闇はより深いものになり、愛はより強い情念として表出されるだろう。
私がかつて歌っていた合唱団に作曲で戻ってくることができて嬉しい。私の歌心は今でもこの合唱団の中で歌い続けているのだから。(信長貴富)
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藤平 <thompay@mbe.nifty.com>
合唱団 響